「あなたの宝物はなんですか」と聞かれたら、なんと答えますか?
家族?
愛する人?
家?
車?
笑顔?
優しさ?
いろいろな宝物があるかと思いますが、私は「学びの心」だと思います。
学びの心で世の中を見渡せば、周りは感謝にあふれています。
その心を学ぶことができれば、必ず幸せになれるのです。
どれほどお金があっても、どれほど豪華な家で暮らしていても、どんなに美しい愛する人がいても、この心がなければ真の幸せを感じることはできないと思います。
この学びの心があれば、どんな出会いがやってきても、どんな出来事が起こってもすべてを感謝にかえることができるし、すべてが良き出会い、良き出来事であることに気づくことができるのです。
子供を亡くすという悲しい出来事も、いつまでも悲しむばかりではなく、赤ちゃんの宿った意味を学ぶのです。そして、あの子の願いを考えて学びに変えるのです。
喧嘩をしたら、相手ばかりを責めるのではなく、相手を許すことを学ぶのです。次に自分自身を見直してみるいい機会だと学ぶのです。
この苦しみを乗り越えたとき、見守りくださる清らかな魂、支えてくださった方々、この生かされている命など、多くの感謝の気持ちが芽生えてくることでしょう。
人間だから、間違えることも、失敗することも、イライラすることも、怒ることも、相手を傷つけてしまうこともございます。
そのようなことは、お地蔵さまや、水子さまはちゃんとわかっているのですよ。
どんな自分をも受け入れてくださり、そして慈愛のお心で包んでくださる慈悲のお心をお持ちです。
大きな失敗をしたり、誰かを傷つけてしまったりとき、逃げ出したくなるときもあるでしょう。
そんなときは、お地蔵さまやあの子の想いを感じるのです。
お地蔵さまやあの子に見守られているということが、大きな勇気をいただくことができるでしょう。
そして、その勇気をもって相手に許してもらえるまで謝罪しようとか、誠意を見せようとかそういう決心をするのです。
その失敗や勇気から学ぶことは、それ以上に大きいものもあるはずです。
私は、あなたの幸せを心から願っているのです。
いま、つらくて苦しくて、どうしようもない方もいらっしゃるでしょう。
できることなら、あなたの涙をふいてあげたいし、抱きしめてあげたいです。
あなたを笑わせてあげたいし、優しい言葉をかけてあげたい。
あなたに、いつも笑顔でいてほしいと、心の底から願います。
私でさえそのように思うのだから、天国の赤ちゃんはもっと強く願っているはずです。
私にできることは、水子供養を通じてあの子から教えてくれた大切な贈り物や、幸せに気づける方法をあなたに伝えていくこと。
常光円満寺の水子供養を通じて学びの心を感じていただくことを願っております。
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