この世で親子の関係になるということは、これはもう奇跡的な出会だとつくづく感じております。と申しますのも、私たちがこうして生まれてくるためには、必ず二人の親が必要です。
父親と母親、またその両親にも二人ずつ両親がおります。私から見れば祖父母が4人、その上にはひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが8人いらっしゃいます。そのように、どんどんさかのぼっていきますと私たちの10代前の人は、1024人になるんです。

もっとさかのぼって、20代前だったら、どれくらいになるかおわかりですか?
10代で1024人。20代前は、104万8576人にもなるんです。

もっともっとさかのぼって、これが30代前までなりましたら、どうなるでしょう。
10億を軽くこえてしまうんです。

正確には10億7374万1824人

これは単なる数字ではございません。
それほどのとてつもない人数の方々が、たしかにいらっしゃったのです。
そして、その中のたった一人でも欠けていれば、私たちはこうして生まれてくることはなかったということを考えますと、とても不思議な思いにかられませんか?
あなたがこの世にいるということは奇跡の奇跡がかさなった貴重な存在なのですよ。

召されたお子さまも意味をもって、お腹に宿られたわけでございます。これは決して親を苦しませたりとか哀しませたりとかそういう意味ではございませんよ。
もっともっと深い、人生における最も大切なことを伝えたくて宿られたわけでございます。
あなたがいろいろなことを考えるのは、この経験あってのことです。
それは仏さま、そしてお子さまからの贈り物でございます。

中には、お子さまを亡くしてしまったことで、自分を責めてしまう方もいらっしゃいますが、どうか貴重な奇跡の存在として、どうか大切になさってくださいね。

常光円満寺では、毎日、皆様方からのご相談も承っております。
また、常光円満寺の運営する『お空の赤ちゃん相談所』という癒しのサイトもございます。
このサイトには同じ思いをされた方で支え合う『掲示板』もございますし、『赤ちゃんへメッセージ』も贈ることができます。

【お空の赤ちゃん相談所】http://www.enmanji.com/soudan/index.html

どうか、1人で悩まないでくださいね。

副住職 藤田晃秀 合掌


本年もよろしくお願い申し上げます。

我が子を失う悲しみは女性にとって最も耐え難い苦しみです。

この世から、すべての悲しみや苦しみがなくなればどれほど素晴らしいことでしょう。

でも、よく考えてみてくださいね。苦しみや悲しみのない世界と言うのは、本当に素晴らしいのでしょうか?

決してそんなことはございませんね。
私たちはこの苦しみがあるから、他の人の痛みを理解してあげる事も出来ますし、小さな喜びでも、それを喜びや感動として感じる事が出来るのです。
人生における大きな苦しみや悲しみは、大切なものを感じるための試練でもあるのです。その苦しみや悲しみを乗り越えた時、生かされている素晴らしさを感じ、この上ない優しさと温もりの心をつかむ事ができるでしょう。

お子さまはあなたの心の成長を願っているのですよ。

常光円満寺の水子供養は、私たちを優しく見守りくださるお子さまに感謝の気持ちや愛情をお届けして功徳を授かる尊いお供養でございます。

常光円満寺でのお供養が、水子さまだけでなく、あなたにとっても思い出に残るすばらしいお供養になることを願って…。

副住職 藤田晃秀 合掌