今日は私の誕生日です。
私は幼いときから、父母の頑張る姿をみて育ってきました。決して裕福ではなかったけれど、信心深く子煩悩な父母は、いっぱいの愛情で包んでくれたように思います。

私は、誕生日とは、苦しみぬいて産んでくれた母や、働いて育ててくれた父に感謝する日であるべきだと思うのです。

今日、私は、父と母にワインを2本プレゼントしました。
「おかげさまで僕は35歳になりました。いままで苦労させたから、僕からの気持ちだよ。」って。
母の言葉は
「もう最期みたいなこといわないで」
でした。
でも母の目には、キラッと光るものがありました。

母は今日一日、とても楽しそうに、そしてとても嬉しそうに過ごしていました。
両親に少し恩返しできたような気がして、私も誕生日をとても幸せに過ごすことができました。


誕生の日は、母親が苦しみに耐え抜いた日でもあるのです

出産後も子育てに苦労し、そして苦労を重ねながらも一心に育ててくれたのです
ところが、わたしを含め、多くの人たちは、わがまま放題で、自分自身で大きくなったように錯覚し、親にそむき、親を悲しませてしまいます。
それでも親は、自分のことを愛してくれるのです。
親の愛は、男女の愛とは違い、見返りを求めない愛。
決して、感謝されることを望むのでもなく、無償の愛を捧げ続けてくれるのです。

私は自分が親になって、子育てがどれほど大変か、自分がどれほど愛されていたのかを、初めて気づきました。

だから、皆様方も、せめて誕生日は、両親に感謝の気持ちを伝えてほしい。
言葉にすることが恥ずかしければ、手紙にしてもいいと思います。

きっと、父母はとても感動してくれるし、自分自身も幸せな気分になれます。
心のプレゼントという何に変えがたいプレゼントをいただくことができます。
それに誕生日が両親に感謝する日になれば、年齢が1つ増える誕生日が嫌いなんてきっと思わなくなると思います。

あなたも、親に愛されて産まれてきたのです。

天国の赤ちゃんの親であれば、きっと、親の愛情がどれほど深く、どれほど素晴らしいものか実感していると思います。

あの子は、あなたに親としての愛情を教えてくれたのです。

親としての愛情、いつまでも大切にいたしましょうね。
水子さまは、美しい天国から、あなたを優しく見守りくださっています。
そして、前向きな笑顔のあなたが大好きです。

この度、新しいお唄ができました。
あの子の想いを詩にさせていただき、聴くだけで元気になれるようなお唄でございます。

1番だけですが、是非とも試聴いただきたくてご案内させていただきます。
(携帯電話では試聴できません)

曲名: いつも見ているよ
作詞: 常光円満寺
作曲: 林 秀茂
お唄: 山本陽子

 【 『いつも見ているよ』 を試聴する 】


以前にご案内させていただいた、水子さまを見守りくださるお地蔵さまのお慈悲の感じられるお唄もご案内させていただきます。
(携帯電話では試聴できません)

お題: ありがたき地蔵尊
作詞: 常光円満寺
作曲: 林 秀茂
お唄: 山本陽子

 【 『ありがたき地蔵尊』 を試聴する 】

2009/04/07(火) 12:06 未整理 PERMALINK COM(3)
私の人生を振り返ってみると。辛いこと、苦しいことがたくさんございました。

 ◆身体が弱くて、いつもいじめられていたこと

 ◆強くなりたいため、野球部に入部し、厳しい練習に耐えてきたこと

 ◆大好きだった当時18歳の従兄弟が、交通事故で亡くなったこと

 ◆僧侶になるために、過酷な修行に耐えてきたこと

 ◆23歳の時、血液の病気で、長い入院生活を過ごしたこと

 ◆入院中、200回以上、輸血をうけなければならなかったこと

 ◆抗がん剤治療で髪の毛がすべて抜け落ちたこと

 ◆骨髄移植をうけたこと

振り返れば、辛いことばかりですが、すべてのおかげで今の幸せがあるのだとつくづく感じます。

時には感情的になったり、人を恨んだり怒ったりすることもあった…
でも、時間が経ったり、幸せなことが起こるたびに、自然と人を許せるようになった…
苦しみを乗り越えるたびに、普段の生活の中で幸せを感じることが増えてきた…
この幸せは過去の苦しみおかげなんだと、感謝の気持ちにかわっていった…

私が皆様に伝えたいことは、「今の苦しみは無駄じゃないよ」ってこと。
苦しいことや悲しいことがあるから、幸せを幸せだと感じられるようになるのです。

だから今、はっきりと言えます。
「無駄な過去なんてない」
「すべては、この幸せにたどりつくために用意されていた出来事だったんだ」と。

私の人生の苦しみは、私にとって大きな学びでした。

赤ちゃんを亡くされる苦しみに比べると、私の苦しみなど、ほんの些細なものかと思います。
しかし、私は皆様方の苦しみや哀しみを精一杯受け止めて、前向きな気持ちになってくださることを心から願って毎日精進しております。

あなたの前向きな姿は、水子さまにとっての喜びにもつながるのです。

今、苦しみを学んでいる人がいると思います。
今、痛みを学んでいる人がいると思います。
今、自分の弱さを学んでいる人がいると思います。

それは未来のしあわせのために用意された出来事。

どうか、今しか学べないことを学んでください。
どうか、今しか感じられない温かさを感じてください。
どうか、今しか味わえない人生を楽しんでください。

どんなことも、未来を笑顔で過ごせるための、良き出逢い、良き出来事なのだから。

副住職 藤田晃秀
人に優しく、人から好かれる人間、それは美しい世界へ召されたあの子の願いですね。

人から好かれる人間ってどのような人間でしょう。

細かくいえば、言葉などでは言い表せないですが、私は太陽を意識すればいいと思います。
太陽が照っている日は、雨の日よりは気分爽快で、気持ちいいですよね。

この太陽の特性って何でしょう。

1、明るい
2、温かい
3、眩しい

好かれる人間の特性もこれだと思うのです。

1、穏やかで明るい性格

2、温もりあるお心とお言葉

3、眩しい笑顔

この3つを意識するだけで、自分の他の欠点をカバーできるし、みんなに好かれる人になると思いますよ

これからは、太陽を意識して毎日を過ごしてみてはいかがでしょう。


時には雨の日もございますが、雨もとても大切な日です。

でも、やまない雨はないのですよ。

今日という二度とない一日を、大切にお過ごしくださいね。
当山の水子供養はすべて個別でのお供養ですので、一日中、休む暇もなくお経をお唱えすることも多々ございます。
また、1月2月は厄除けの祈祷をされる方も多いですし、それに加えて、明日は「吹田の火祭」という常光円満寺の一大行事が控えており、毎日、その準備におわれております。
この数日間は一日の仕事を終えるのが夜中になることがほとんどで、心身ともに疲れきってしまい、正直、「しんどいなぁ」って感じることもあります。


皆様方も、日々の生活の中で、
「しんどいなぁ」
「めんどくさいなぁ」
ってストレスを感じることももあると思います。

そんなとき、私はいつもどうするかと申しますと、矢印を自分の方向に向けるのではなくて、外へ向けるようにしているんです。
ストレスを感じるときは、自分のことしか考えていないからだと思うんです。

だから、矢印を、手伝ってくださる皆様や、お参りにきてくださる方々のお気持ちを感じるようにするんです。

お供養に来られる方は、ほとんどの方が水子さんのお供養はどうしたらよいか、わからない方なんです。きっと、みんな一生懸命調べて、いろんな緊張や不安を抱えながら、お参りくださっているのでしょう。
女性一人や男性一人でお参りにこられる方も多くいらっしゃいますが、いろんな不安の中、本当に勇気をもってお参りくださっているんだろうなぁって思います。
中には、お申込書にお名前などを書こうとしても、緊張のあまり、手が震えて字がうまく書けない方や、緊張してうまくお話できない方もいらっしゃるほどです。

お寺へお参りなさるということは、緊張もそうですが、それ以上にいろいろな不安や心配があるのでしょう。
それでも、勇気をもってお参りくださるのには、親としてお子さまの幸せを願う気持ちがあるからだと感じているのです。
お子さまのためにという想いが、大きな勇気を与えてくださっているのですね。

そんな、参拝くださる方のお気持ちは本当によくわかるのです。
だから、私はいつも、しんどくなれば皆様方がどんな思いでお寺へ来てくださったんだろうと感じるようにしているのです。

そして、お寺で働いてくれている方々にも感謝するようにしているんです。

お寺のスタッフには、20代の若い方もいますが、みんな一生懸命、参拝者の相談に心から応じてくれています。
不安や緊張をなくすため、そして、心から喜んでくださるようにと優しく応対してくれています。

また、行事ごとには、檀家の皆様が大勢、手伝いにきてくださいます。
この「吹田の火祭」にも本当に多くの檀家様のお力添えをいただいております。
みなさん、嫌な顔をせずに、笑顔で手伝ってくれます。

本当にしんどいとき、お参りの方がどん思いできてくださったのだろう、とか、お寺のスタッフの温かく対応する姿、笑顔で手伝ってくださる檀家様方の気持ちなどを思うようにしているんです。

そんな、みんなの思いを感じると、本当にありがたくて、ありがたくて、一つの感動につながるんです。
みんなからの愛とみんなへの感謝に満たされて自然と涙があふれてくるんです。
それが私の大きな癒しへとつながるんです。

そのように、つらいなぁって感じたら、矢印を外へ向けるようになさってみてはいかがでしょう。
それだけで、癒されてくると思いますよ。


たとえば、マラソンしているときは、ゴールが見えない辛さで、途中で逃げ出したくなると思いますが、応援してくださる方々が大きな力を与えてくれますよね。
また、指導くださる方の気持ちや、支えてくださっている方の気持ちを感じてみるといいんです。

会社でのストレスも、外へ向けてみるといいと思いますよ。
上司が厳しいのは、お客さんの本当の喜びや笑顔のために指導くださっているのだとか感じるんです。
部下の気持ちや、会社を創立された方の気持ちや思いを感じてみたりするんです。
目に見えなくても、お客さんの喜ぶ姿を想像するんです。

お茶だしを頼まれたら、お茶葉をつくられた方の気持ちを感じながら入れたり、もっと深く言えば、この葉のためにも美味しいお茶を作ってあげようとか、思うようにすればいいんです。

病気の方は、自分のしんどいところばかりを見るのではなく、先生方や、看護婦さんや、家族の思いを感じたり、お薬を作ってくださる方の思いや、病気に関する本を書いてくださっている方の思いを感じてみるんです。

お食事をするときは、食事を作ってくださった方の気持ちを考えて食べるといいんです。
ごはんやおかずなどの食材、一つ一つには多くの方の想いが込められていることを感じるんです。
ごはん一粒にも、できるまでには物語がございますし、にんじんやキャベツにもできるまでに、すばらしい物語がございます。

そんなことを感じながらたべると、普段の食事がとても贅沢な食事にかわりますよね。

「しんどいなぁ」
「いらいらするなぁ」
ってストレスを感じたときは、その矢印を外へとむけてみることを忘れないでください。

苦しさが、感謝にかわり、大きな癒しと乗り越える勇気をいただくことができます。
これは、人生を楽しく、そして幸せに生きていくうえでとても大切な気持ちでございます。


明日は「吹田の火祭」
みんなの愛に包まれていることを感じながら、頑張ります。



【ご案内】

◆本日(2月10日)、明日(2月11日)、明後日(2月12日)は「吹田の火祭」のため、お供養をお取りしておりません。どうぞ、ご理解くださるようお願い申し上げます。

また、土日は、ご予約がたいへん多く、お取りしにくい状況で申し訳なく思っております。
どうぞ平日か、土日をご希望でございましたら、お早目のご予約をお願い申し上げます。

人間って不思議なもので、自分のことだけが考えていたり、自分を守ろう守ろうって思っているときは、どんどんもろくなってしまうんです。だけど、誰かのことを守ろうとすると、ものすごく強くなれるんです。
肉体的な強さも、精神的な強さも、守るものがあって、はじめて強くなるんです。

愛する人のため
家族のため
子供のため
親友のため
その想いが自分自身に大きな勇気を与え、成長につながるんです。

楽しみにしていたお子さまを失われた気持ち、やむをえない事情で愛する人とのお子さまを還された気持ち、繊細で心優しい方ほど、お子さまを亡くされたときの衝撃は大きいもの。
自分を許せない方もいらっしゃいます。

だけど、天国の赤ちゃんの母親として、あの子の笑顔のためにも、このままじゃいけないっていう思いが、哀しみを乗り越える大きな勇気を与えてくださることでしょう。

あの子のため、その想いは、母親として立派に成長されているのです。

あの子は、あなたが守っていかなければならないんです。
守るものがある人間は、本当に強くて、とてもかっこいいです。

この世に完璧な人間なんて存在しないんです。
自分を責めたり、時には相手を責めたりすることもございますが、人間は、みんなたりないところだらけなんだよって思えたとき、自分を許すこともできるし、人に優しくなれるんではないかと思います。

以前にパズルと人間は一緒って聞いて感動したことがございます。
パズルのピースはおんなじ形、同じ色は何一つございません。

人間も同じです。同じ顔、同じ性格の人は誰一人いなくて、パズルのピースと一緒で、みんな違う、つまり人間は全員役割が違うんです。
つまり僕たちは誰かと比べる必要はないってこと。
まずはそのことを教えていただきました。

それから、パズルのかけらには、凹凸がございます。
これは人間でいったら強さであったり弱さであったりするんです。
人には弱いところがあるおかげで誰かの力になることができるんです。
人は誰でも落ち込むことや挫折することもがあるけど、そのおかげで人の温もりを感じることができるんです。
思いやりのすばらしさを体験することができるんです。

そして隣の人の弱さがあるおかげで、弱いところを支えることができる。
それは、支えるほうも、自分自身の存在価値を見出し、大きな喜びにつながるんです。

自分の存在価値を確認できるためにも、となりにちょっと弱い人がいるのかな、不器用な人がいるのかなって思えたとき、この人のおかげだっていうことで、お互いが存在価値をかんじれたり、優しさを感じれたりっていう素敵な成長があると思います。

そしてその絆がしっかりと結ばれて、一つの大きな絵ができあがるのがパズルなんです。
人間社会もまったく同じで、とてもすばらしい世界でございます。

でも、もし、みんなが完璧だったら、パズルのピースが真四角だったら、どうでしょう。

そう、誰も繋がらないんです。
優しさも温もりも感じれない世界。
もちろん愛のすばらしさも感じれない。
とても冷え切った世の中になってしまいます。

だから完璧な人間なんて、この世に存在しないのです。
存在してはいけないのだと思います。

決して完璧を目指すのではございませんよ。
自分らしさを大切になさってください。
お互いに、足りないところを補い、支えあう絆が大切なのですね。

それから、パズルのかけらのことをピースと言いますが、平和のこともピースと言います。
スペルは若干異なりますが、でも私は、これはパズルからのメッセージかと思っています。

人間一人一人は平和を作るためのかけらなんですよって。私もあなたも小さな平和のかけら。
でもみんながつながれば、とてもすばらしい世界になるんだよっていう、すばらしいメッセージ。

パズルって素敵だと思いませんか。

副住職 藤田晃秀